研究課題
若手研究(B)
中世の日本では、寺院が大きな勢力を保持していた。それは、天皇から民衆まで、あらゆる人々の願望を祈りによって成就させることができたからである。その結果、中世の人間は神仏の力を深く信頼し、またそれに大きく依存するようになった。しかしながら神仏の力は見えない世界のものであり、現世においてはこれを寺院(或いは僧侶集団)が代行することになる。その結果、中世の寺院は神仏の支援を受けた暴力をも持ち得たのである。
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日本仏教綜合研究 7巻
ページ: 89-95
徳島大学総合科学部人間社会文化研究 16巻
ページ: 95-109