研究課題
若手研究(B)
本研究では、建武政権が京都大番役の勤仕者を寺社一円領、本所領、武家領に大別して把握し、所職・所領に一律賦課する公役の方式を戦時の軍制にも転用したことを明らかにした。これに続く室町幕府による平時の内裏門役は応永年間に確立し、守護を兼ねる大名や幕府に直属する国人の家格ごとに配備される門が固定していたことを指摘した。これに対応して戦時編制は守護と直属国人とを基軸に構成され、京都の幕府と前線の「諸陣」(連合軍中枢)とが連携して作戦を遂行した点を解明した。
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鎌倉遺文研究 26号(掲載決定, 発行予定)
年報中世史研究 34号
ページ: 29-52
歴史評論 700号
ページ: 28-41