研究課題
若手研究(B)
本研究では、三藩の乱前後の広東山間地における地方統治体制の変動を通して、康煕期の当該地域における統治確立過程を検討することを目的とした。その結果、三藩の乱以前に脆弱かつ形式化していた地方行政制度は、三藩の乱と連動して起こった劉進忠の反清叛乱によって崩壊したものの、叛乱終結後に地方統治が再建される過程において、広東山間地独特の運用形態をとり、統治効果を上げていたことが解明できた。
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輔仁歴史學報
巻: 第25期 ページ: 199-229