研究課題
若手研究(B)
日本列島において国家規模での貢納を前提とした紡織体制はどのような過程で成立したのか。本研究では、布を織るための機織具について、弥生・古墳時代から律令時代までの出土部材の分析を行い、東アジアに現存する民族例と比較検討した。弥生時代より継承された輪状式原始機で織り上がる布は、織手の身体長に規制されたが、古墳時代中・後期には地機や高機などの渡来技術によって長い布生産が可能となり、後の律令制下の紡織体制の基礎となった。
すべて 2011 2010 2009 2008
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (6件) 図書 (3件)
台湾原住民研究 12号
ページ: 113-124
古代文化 60巻-1号
ページ: 1-21