研究課題
若手研究(B)
経塚の中には造営後100年以上もしてから、その周囲に墓地が展開する例がしばしば見受けられる。これは、経塚が惣供養塔と同様に聖地のシンボルと認識されていた証拠である。経塚には様々な副納品が含まれるが、仏像あるいは鏡像が納められているケースがある。これらは必ず経巻と対等な位置に埋める。すなわち、経塚の経巻は仏=法舎利として埋納されており、経塚は擬似的なストゥーパと考えられる。経塚は地域社会に聖地を形成するきっかけとなった。
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『信仰と儀礼の歴史学』歴史研究の最前線
巻: 14 ページ: 8-31
『都市のかたち」中世都市研究
巻: 16 ページ: 151-165
経塚考古学論攷
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遠古登攀
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中世東アジアにおける技術の交流と移転
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