研究課題
若手研究(B)
本研究は「工具痕分析」を武器として、古代手工業生産の工房を具体的に復原し、古墳社会から律令国家に向けての手工業生産組織の存在形態を発展史的に位置付けることを目的とした。古墳時代の関東の埴輪生産、東海の須恵器系埴輪の生産、古代の畿内の瓦生産を主に対象として分析を蓄積した。結果、古墳時代において地域社会に密着して展開していた手工業生産が、律令国家体制の確立以後集約され国家工房を形成していく点が明らかになった。
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埼玉県立史跡の博物館紀要 第5号
ページ: 57-91
考古学研究 第57巻第2号
ページ: 38-58
考古学雑誌 第94巻第1号
ページ: 1-50
埴輪研究会誌 第14号
ページ: 53-71
古代文化 第60巻第1号
ページ: 97-107