研究課題
若手研究(B)
本研究では、アラスカ州南西部のチュピック/ユッピック村落での伝統的建物「カジキ」の復元プロジェクトおよびその活用が村落コミュニティの維持・発展に果たす役割について調査を行った。建物復元に至る歴史を追うとともに、建物の利用状況についての民族誌的資料を収集した。それによって同プロジェクトが教育における自律性を確保したいという同村住民の意思を反映したものであったことがわかった。また、再興された「カジキ」の位置づけは「社会生活の中心」というかつての位置づけとは大きく異なることが明らかになった。
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北海道立北方民族博物館研究紀要 20
ページ: 11-24
東北人類学論壇 8
ページ: 22-53