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2010 年度 実績報告書

私人間における人権保障の現代的再検討

研究課題

研究課題/領域番号 20730013
研究機関東北大学

研究代表者

中林 暁生  東北大学, 大学院・法学研究科, 准教授 (70312535)

キーワード給付と人権 / 表現の自由 / パブリック・フォーラム / ステイト・アクション
研究概要

本研究は,短期的には,アメリカ憲法学を素材としつつ,「私人間における人権保障」についての再検討を行うことを,長期的には,「規制と給付の二分論」を日本の人権総論に組み込んだ,「現代積極国家における人権総論」の再構築を行うことを,目的としている。
本年度は,「規制と給付の二分論」が克服されていく過程に関する研究として,前年度に引き続き,「パブリック・フォーラム」論についての研究を行い,「私人間における人権保障」に関する研究として,Amtrak(全米鉄道旅客公社)が憲法上の権利の制約に服するか否かが問われた1995年のLebron判決に関する研究を中心に行った。前者の研究については,これまでの本研究の関心を引き継ぎつつ,政府とパブリック・フォーラムとの関係について焦点を合わせて研究した。その研究成果として,「表現する場を提供する国家」(『ジュリスト』1422号〔2011年〕)がある。後者の研究では,いわゆる「ステイト・アクション」に関する研究を行ったが,同時に,前者の研究と後者の研究との接合を企図して,「パブリック・フォーラム」論を主たる素材としつつ,公と私との境界線上の問題に焦点を合わせた研究も行った。この研究に関係する成果として,「『政府の言論の法理』と『パブリック・フォーラムの法理』との関係についての覚書」(『季刊企業と法創造』27号〔2011年〕)がある。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 表現する場を提供する国家2011

    • 著者名/発表者名
      中林暁生
    • 雑誌名

      ジュリスト

      巻: 1422号 ページ: 94-98

  • [雑誌論文] 「政府の言論の法理」と「パブリック・フォーラムの法理」との関係についての覚書2011

    • 著者名/発表者名
      中林暁生
    • 雑誌名

      季刊企業と法創造

      巻: 27号 ページ: 88-92

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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