研究課題
若手研究(B)
近年、日本や諸外国において、食品の安全に対する関心が高まっているが、日本では、食品安全以外の食品の品質に関する措置は軽視されがちである。これに対して、EU加盟国では、安全を含む食品の一般的品質のみならず、伝統や文化に由来する特別な品質、環境保全への配慮などからなる社会的品質が食品安全の確保と一体的に追求され、制度が確立されてきた。そしてその代表例が、フランスにおけるワイン等の原産地呼称制度である。本研究では、安全確保の前提となる食品・農産物の品質確保のための立法・行政等による公的介入のあり方、そしてEU加盟国をはじめ世界各国における食品の品質確保に関する諸制度の特徴や課題を明らかにし、いかなる制度が日本において導入可能であるかを検討する。国内の生産者や自治体とも連携しながら、比較法をふまえつつ、日本の食文化と伝統にも適合する制度の具体的提案を試みていくことで、この分野における実務や学界の進展に寄与することをめざす。
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