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2009 年度 実績報告書

中東地域政治システムとイスラエル

研究課題

研究課題/領域番号 20730111
研究機関山形大学

研究代表者

濱中 新吾  山形大学, 地域教育文化学部, 准教授 (40344783)

キーワード国際システム / イスラエル / フォーマルモデル / パレスチナ / イスラーム政治 / コオプテーション
研究概要

本研究計画の2年目は半年間、現地研究機関に客員研究員として滞在する形で計画が遂行されることになった。イスラエルのレバノン政策に関する研究は現地研究者の助言を受けて実施された。またイスラエルがパレスチナ人からどのように見られているのか、という観点からパレスチナ人の「政治的認知地図」を作成する研究を行い、国際会議で発表した。
主に現地研究機関に所属して遂行された二つの研究論文は英文で執筆したため、校正や改訂に時間を要する。そのため当該年度中の公刊には至らなかった。その一方で、中東地域政治システムを構成する主要因のひとつ、イスラーム政治潮流を代表するムスリム同胞団とエジプトおよびヨルダンの現政権との関係を分析した研究論文、ならびに中東地域をめぐるシリア人の国際移動を分析した研究論文を公表した。
これらと平行して、本研究課題の表題を戴く研究論文を執筆中である。これは中東地域政治システムをRobert Powell(1999)In the Shadow of Pomer.Princeton U.P.のフォーマルモデルで記述することによって、イランの核開発疑惑が核兵器の保有に至ったシナリオにおいていかなる事態が発生するのかを推論するものである。この研究は研究代表者が主催する共同研究プロジェクト「中東地域における経済自由化と統治メカニズムの頑健性に関する比較研究」の研究会において発表される予定である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2009 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] ムスリム同胞団とコオプテーションの政治2009

    • 著者名/発表者名
      浜中新吾
    • 雑誌名

      日本中東学会年報 25(1)

      ページ: 31-54

    • 査読あり
  • [雑誌論文] シリア人の国境を越える移動に関する意識と経験2009

    • 著者名/発表者名
      高岡豊・浜中新吾
    • 雑誌名

      現代の中東 47

      ページ: 2-17

    • 査読あり
  • [学会発表] A Political Mental Map of Palestinians2009

    • 著者名/発表者名
      HAMANAKA Shingo
    • 学会等名
      Islamic Area Studies 2ed International Conference
    • 発表場所
      Marriott Hotel, Cairo
    • 年月日
      2009-12-13
  • [図書] 中東諸国家運営メカニズムの普遍性と特殊性の析出2009

    • 著者名/発表者名
      浜中新吾(編著)
    • 総ページ数
      81
    • 出版者
      京都大学地域研究統合情報センター
  • [備考]

    • URL

      http://www.e.yamagata-u.ac.jp/~oshiro

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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