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2008 年度 実績報告書

地域秩序変容期における台湾銀行の南進と近代日本

研究課題

研究課題/領域番号 20730116
研究機関政策研究大学院大学

研究代表者

久末 亮一  政策研究大学院大学, 政策研究科, 研究助手 (60422383)

キーワード台湾銀行 / 近代日本 / 南進 / 南洋 / 南支 / 東南アジア / アジア間交易 / 地域秩序
研究概要

本研究は、日本が20世紀前半に直面した経済的な地域秩序形成における在り方・役割とその展開について、台湾銀行の南進計画との関わりのなかで明らかにする。具体的には、これまで未発見であった台湾の現「台湾銀行」所蔵史料を駆使し、台湾銀行が南進という方向性を打ち出した際の将来像やグランド・デザインの形成、さらには南進戦略に対する台湾総督府・日本政府・アジア間交易を規定した英国や華僑などの認識変容、という二点に着目し、研究を進めるものである。
本「平成20年度繰越分」の研究では、当初平成20年11月に実施する予定であった、英国ロンドンのHSBCグループ・アーガイブでの調査が、先方の史料整理の日程都合から不可能となったため、これを平成21年度6月以降に延期する運びとなった。この調査では、英国のアジアにおける金融権益を代表した香港上海銀行による、日本の南方進出についての情報把握・分析に関連する史料を収集予定であった。
しかし、同年9月に予定していた本繰越分による出張は、他の出張予定により延期することになり、以降も多忙のため出張の目途がたたなかった。このため、当該史料の調査旅行は、平成22年度からの新たな科研費研究の計画に組み込むことにして、今回の平成20年度繰越分の全額を返納することに決定した。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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