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2009 年度 実績報告書

インテリジェンスをめぐる戦前の日米関係:SIGINT情報と政策決定過程

研究課題

研究課題/領域番号 20730118
研究機関神戸大学

研究代表者

簑原 俊洋  神戸大学, 法学研究科, 教授 (40314455)

キーワードインテリジェンス / SIGINT / MAGIC / ULTRA / 暗号解読 / 政策決定 / 開戦期 / 日米関係
研究概要

本年度で研究実績の中心となったのは、昨年度に続き、資料調査・収集、及び他の専門家との意見交換や聞き取り調査、業績の刊行、そして学会報告である。資料については、通信諜報関係の文献を中心に集め、それらの読み込みを開始した。なお、とりわけ大きな収穫となったのは、米国務省の情報部長と親しくなり、本研究についていろいろと助言していただいたことである。こうした実務者によるアドバイスによって、研究をよりリファインすることが可能となった。くわえて、資料調査を通じて戦前期の日英米の通信諜報史の実態をより詳細に解明することができた。その他の実績としては、日本アジア学会における研究内容の紹介、及び二冊の編著における研究論文の掲載である。なお、私が共編者として名を連ねているUTPよりの刊行物は、査読付きであったことを特記したい。より詳しくは、裏面の研究発表の項目を参照されたい。次年度は、今まで収集した資料・文献を徹底的に読み込み、単著の原稿執筆に取りかかりたと考えており、2011年度の出版を目指して研究を進めている。さらに、次年度の目標としては、海外においてより積極的に研究報告を行い、国外の研究者からのフィードバックをも得たい。なお、本研究は、邦語だけではなく、英語でも単著の出版を計画していることを付記する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 2009

すべて 学会発表 (1件) 図書 (2件)

  • [学会発表] Crossing the Rubicon : Foreign Minister Togo Shigenori and Japan's Decision for War.2009

    • 著者名/発表者名
      Tosh Minohara
    • 学会等名
      Asian Studies Conference Japan
    • 発表場所
      上智大学(東京都)
    • 年月日
      2009-06-20
  • [図書] 『昭和史15の分岐点』の中の「日米交渉と開戦」の章2010

    • 著者名/発表者名
      筒井清忠
    • 総ページ数
      350
    • 出版者
      朝日新聞出版
  • [図書] Tumultuous Decade : Japan's Challenge to the International System, 1931-19412010

    • 著者名/発表者名
      Tosh Minohara, Masato Kimura
    • 総ページ数
      300
    • 出版者
      University of Toronto Press

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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