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2010 年度 実績報告書

内生的成長理論を用いた世界の二極化構造の動学的解明

研究課題

研究課題/領域番号 20730127
研究機関筑波大学

研究代表者

桑原 史郎  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 講師 (20451685)

キーワード理論経済学 / マクロ経済学 / 経済成長理論
研究概要

平成22年度に実施した研究の成果は以下の通りである。先に開発した企業の参入・退出に関するモデルの欠点を受け新たに組み立て直し,定常状態と政策効果を分析し,その内容を"Entry, Exit, and Entrepreoual Grwoth"としてマクロ研究会で研究報告会した。またこれまで作成した論文を改訂して積極的に投稿しするなど活溌な研究活動を行った。
更に研究計画に沿って以下のごとく研究は進展した。まず,内生的技術進歩モデルの貨幣的側面に関する研究はモデルの結果が予想通りには出なかったため,様々な要素を組み込み分析し直しを図った。幾つかのバージョンに関しては作成が完了し現在も引き続き望ましい結果が出るかの検討を進めているところである。資本の機能に関する研究では,動学的分析に対して新たなインプリケーションを見出して書き直しに着手した。
これらの研究はいずれも既存の内生的成長理論にこれまで余り扱われてこなかった要素や問題意識を持ち込み新しい展開を付与する重要なものとなっていると云える。これらによって研究目標である,内生的成長理論に資本の蓄積水準の成長レジームへの影響や国際的な知識のスピルオーバーの負の影響の可能性など様々な重要且つこれまで手薄だった要素を入れて世界の二極化,成長する経済と低迷する経済を多面的に内生的説明すると云う方向に,まだその到達度が不十分ながらも研究を進めることが出来た。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Entry, Exit, and Entrepreneurial Endogenous Growth2011

    • 著者名/発表者名
      桑原史郎
    • 学会等名
      マクロ経済学研究会
    • 発表場所
      大阪大学中之島センター(大阪府)
    • 年月日
      2011-02-04

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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