研究課題
若手研究(B)
当該研究は、民間企業の研究開発が内生的に決まる動学的一般均衡モデルを構築し、特許を含む知的財産権の保護強化が経済厚生にどのような影響があるか分析を行った。既存研究では「模倣を一切許さない完全な保護が厚生を最大化する」という結論を得ていたが、当該研究は「完全な保護を微小に緩めることが経済厚生を改善する」という新しい結果を得た。また、先進国と発展途上国の2国モデルを構築し、発展途上国の特許保護強化の厚生分析も行った。その結果、発展途上国の特許保護強化は発展途上国の経済厚生を高めることを示した。
すべて 2009 2008
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)
Canadian Journal of Economics volume42
ページ: 300-331
Macroeconomic Dynamics volume12
ページ: 445-462