研究概要 |
平成20年度は設備備品費で購入した住宅都市経済関連図書や統計書等により, 密集市街地が抱えている問題点を整理し, 密集市街地の現状を把握するためのデータを収集した. 密集市街地に関する外部不経済を精緻に定量化するため, これまで研究してきた空間的自己相関に, あらたに過去の土地利用動向が現在の土地利用選択に影響を及ぼすことを考慮することを目的とした時間的自己相関の枠組みを取り込んだ実証モデルの構築を検討した.密集市街地の外部不経済を定量化する方法に関しては, 宅間(2007)や宅間(2008)と同じヘドニック・アプローチを採用することとし, 計量経済学図書により国内外の既存研究をリビューして, 本研究の理論的フレームおよび問題点を整理した.
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