研究課題
若手研究(B)
本研究は、預金保険制度が存在しなかった戦前日本の銀行産業のデータを用いて、金融危機下における銀行のポートフォリオ選択について考察を行うものである。実証分析の結果、預金の引き出しや伝染効果などによる預金ショックに対して、銀行が流動性マネージメントを行う際に、証券市場の役割が非常に大きかったことが明らかになった一方で、日本銀行の最後の貸し手機能が、民間銀行の流動性の調整を緩和する効果については、強い確証を得ることはできなかった。
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forthcoming in International Review of Economics & Finance Vol.19-3
ページ: 392-406