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2008 年度 実績報告書

コーポレート・ガバナンス政策論の確立に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20730265
研究機関神奈川大学

研究代表者

小島 大徳  神奈川大学, 経営学部, 准教授 (70386803)

キーワードコーポレート・ガバナンス論 / コーポレート・ガバナンス政策論 / 経営法学 / 企業不祥事 / 企業競争力 / コーポレート・ガバナンス原則 / 市民社会
研究概要

コーポレート・ガバナンス政策論を確立するにあたり、平成20年度は、 (1) コーポレート・ガバナンス原則論に関する研究、 (2) コーポレート・ガバナンス原則論とコーポレート・ガバナンス政策論の関係に関する研究の2つを行った。
具体的内容は、まず、 (1) コーポレート・ガバナンス原則論に関する研究では、複雑化した企業経営を取り巻く環境において、社会システムを繋ぐ役割を果たすものは、原則であることが解明した。そして、原則が、企業間における緩やかな統合的役割を有していること、原則が各国間の企業法制度に関する条約としての機能を有するに至りつつあることを明らかにした。意義は、これまで明らかにされることのなかった原則の隠れたる任務と使命を明らかにした点である。
つぎに、 (2) コーポレート・ガバナンス原則論とコーポレート・ガバナンス政策論の関係に関する研究では、コーポレート・ガバナンス政策論は、 (1) 国や政府が主体となり実施する制度政策、 (2) 企業が主体となり実施する経営政策、 (3) 市民社会の合意と行動により形作られる社会政策からの3つからなる。そして、これら3つめ実施主体が、コーポレート・ガバナンス構築のために使用する道具が、 (1) では、コーポレート・ガバナンス原則、 (2) では企業独自コーポレート・ガバナンス原則、 (3) では、コーポレート・ガバナンス原則であることを明らかにした。意義は、コーポレート・ガバナンス原則論とコーポレート・ガバナンス政策論の親密な関係を明らかにした点である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] コーポレート・ガバナンス原則の隠れたる任務と使命2008

    • 著者名/発表者名
      小島大徳
    • 雑誌名

      神奈川大学国際経営研究所『国際経営フォーラム』 NO.19

      ページ: 55-77

  • [雑誌論文] 市民社会論と利害関係者論2008

    • 著者名/発表者名
      小島大徳
    • 雑誌名

      神奈川大学国際経営研究所『国際フォーラム』 NO.19

      ページ: 163-186

  • [雑誌論文] コーポレート・ガバナンス政策論とコーポレート・ガバナンス原則論2008

    • 著者名/発表者名
      小島大徳
    • 雑誌名

      神奈川大学経営学部『国際経営論集』 第36号

      ページ: 62-78

  • [雑誌論文] 自由の対立2008

    • 著者名/発表者名
      小島大徳
    • 雑誌名

      神奈川大学経営学部『国際経営論集』 第36号

      ページ: 118-134

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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