研究概要 |
平成20年度の主な研究実績は以下のとおりです。 本年度は一年目にあたり、文献調査および現地調査を集中的にすすめた。 1)文献調査 : 台湾・中国・タイの3ヵ国における日本アニメの海賊版ソフトの流通状況および消費者購買行動に関する資料収集を行った。現在、文献整理作業をすすめている。 2)現地調査 : ●台湾(台中市周辺)での現地調査 : 台湾中間層の日本文化コンテンツ不正利用状況と知識財産権に対する意識調査を行った。中間層でデジタルコンテンツ利用層である大学生を対象に、アンケート用紙を配布し回答を得た。また、流通状況を把握するため、大学周辺の繁華街・商店街・台湾系スーパーマーケット(Taisuco)・日系デパート(新光三越)などを視察した。 ●中国(北京市)での現地調査 : デジタルコンテンツ利用層である中間層が多く居住する中間村周辺にて、インターネットカフェなどを視察し、日本コンテンツの海賊版ソフト販売業者などの情報を収集した。また、海賊版ソフトの流通状況を把握するため、王府井・海淀区周辺などの商業施設内インターネットカフェ、商店街などを視察した。 ●タイ(バンコク)での現地調査 : 中間層でデジタルコンテンツ利用層である大学生を対象に、ヒアリング調査を行い情報収集した。また、日本文化コンテンツ不正利用の流通状況を把握するため、Maboonklong、Siam Square, Discoveryの商業施設内インターネットカフェ、商店街、フランス系ディスカウント・ストア(Carrefour)・イギリス系ディスカウント・ストア(Tesco)などを視察した。
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