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2009 年度 実績報告書

アジア中間層における日本製文化コンテンツの不正利用行動に関する理論的実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 20730291
研究機関沖縄国際大学

研究代表者

原田 優也  沖縄国際大学, 産業情報学部, 教授 (90352476)

キーワード日本アニメ / 海賊版ソフト / 海賊版の購買意思決定 / 知覚リスク / 主観的規範 / 態度
研究概要

平成21年度の主な研究実績は以下のとおりです。
本年度は2年目にあたり、文献調査および現地調査を集中的にすすめるとともに、研究成果の一部を論文にまとめ発表した。
1) 海外・資料調査:日本アニメの海賊版ソフトの流通状況および消費者購買行動について、タイとシンガポールの2カ国にて調査活動を実施した。シンガポールでは、地元大学と国立図書館にて情報を収集した,大学周辺のインターネット・カフェや小売現場などをまわり、日本ゲームソフト・日本アニメキャラクター商品の利用状況を観察した。また、大学生利用者数名に不正利用の経験などをインタビューした。タイではバンコクの商業施設周辺に位置するインターネットカフュを中心にまわり、海賊版日本ゲームソフト品の利用状況について、高校生数名にインタビューした。現在、調査内容を整理し分析中である。
2) 研究成果の発表:平成20年度に実施した海外調査について「台湾市場における日本文化コンテンツの違法ダウンロードに関する行動意図~台湾大学生調査を事例として~」と題した論文を発表した(『産業総合研究第18号、2010年、pp.1~18』)。台湾大学生調査を分析した結果、不正利用という行動的発現にいたる主たる要因は「違法ダウンロードに対する態度(attitude toward illegal downloading)」,「主観的規範(subjective norms)」,「実行可能性に対する評価(perceived behavioral control)」,「違法ダウンロードに対する知覚リスク(perceived risk of illegal downloading)」であることが確かめられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Behavior Intention of Illegal Downloading of Japanese Digital Contents:A Case Study of Students from Taiwan(日本文化コンテンツの違法ダウンロードに関する行動意図~台湾大学生調査を事例として~)2010

    • 著者名/発表者名
      原田優也
    • 雑誌名

      産業総合研究 第18号

      ページ: 1-18

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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