研究概要 |
本研究は,実証的・経験的分析を通じて,わが国における投資意思決定会計上の理論と実務のギャップについて明らかにするとともに,それらの検討を踏まえたうえで,管理会計における投資意思決定会計(資本予算)の機能と位置づけを体系化することを目的とするものである。 本研究では,この目的を達成して,わが国の投資意思決定会計における実務の特徴,変化,合理性などについて明らかにするために,上場企業を対象とする大規模な質問票調査を実施して,そのデータに基づいた実証的分析を行うことを研究方法の中心に据えながら,それと合わせて聞き取り調査などを通じた個別具体的な事例研究のアプローチも補足的に適用するかたちで,検討を進めていくこととしている。
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