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2008 年度 実績報告書

経営者による利益予測と証券アナリスト予測との相互作用

研究課題

研究課題/領域番号 20730302
研究機関横浜市立大学

研究代表者

張 櫻馨  横浜市立大学, 国際総合科学研究科, 准教授 (70404978)

キーワード業績予測 / 決算短信 / 証券アナリスト予測
研究概要

本研究の目的は、経営者予測と証券アリナスト予測との相互作用を検証することを通じて、(1)経営者は業績予想の修正の発表を通じて、証券アナリストを自らに有利になるよう誘導しているがどうかと、(2)経営者が発表する業績予想の修正に対する証券アナリストの反応を明らかにすることです。2年間のプロジェクトであるため、1年目の平成20度では、データ収集、抽出とパイロット分析に重点を置きました。また、最新の研究成果と最先端の研究手法を勉強するため、米国会計学会に参加してきました。
アメリカは、証券アナリストの活動が最も活発に行われている国です。そのため、アナリストの行動を対象とする研究成果も最も蓄積されています。全米の研究者が集う米国会計学会は、最新の研究成果を入手できる場所であり、研究情報を交流できる場でもあります。また、国際会計基準とアメリカの会計基準との相違を解説する説明会にも出席しました。
米国会計学会では、いつかの利益予想をテーマとする論文が発表されました。予想に達するため、経営者に操作された利益の実績値に対する証券アナリストと一般投資家の行動に検証した論文、予想を楽観的に作成する傾向にある証券アナリストを規制すべきかを検証した論文、アナリストの予測作成と株式を選択するスキルを検証した論文などです。プロジェクトの2年目では、データの検証と同時に、これらの最新研究の結果を分析し、研究に取り入れていきたいと予定しています。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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