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2009 年度 実績報告書

保険負債の公正価値評価がもたらす企業行動の変化とその経済的影響

研究課題

研究課題/領域番号 20730303
研究機関静岡県立大学

研究代表者

上野 雄史  静岡県立大学, 経営情報学部, 助教 (40405147)

キーワード保険契約の会計基準 / IFRS / 株式会社 / 相互会社
研究概要

平成20年度では、環境制約に関する調査、EU諸国の開示状況調査を行なった。
(1) 環境制約の調査-日米欧の立場を明らかに-(平成21年度に実施)
日本、アメリカ、EU諸国、カナダ、オーストラリア等の環境制約の相違点を明らかにする。会計基準は経済活動の基礎に位置するインフラであり、その背景となる資本市場の制度や会社法制、税制は各国で異なる。またIFRSへの関与の程度も各国で異なる。各国の保険経営の形態(株式会社、相互会社の数など)や保険市場、保険に関する法規制の実態を調査した。
(2) EU諸国の開示状況調査(平成21年度に実施)
EU加盟国では2005年よりIFRSに基づいた財務諸表が開示され、IFRS第4号「保険契約の会計基準」が適用されている。IFRS第4号の適用は、保険契約の会計基準が完成するまでの経過的なものである。暫定基準であるIFRS第4号は、保険契約の認識及び測定については基本的には現行の各国の国内基準を認めていながらも、(1) 保険契約に関する情報の開示、(2) 平衡準備金・異常危険準備金の禁止、(3) 組込オプションおよび保証の公正価値による表示など、一定の統一した開示を求めている。IFRS第4号の下で公開された主要保険会社の開示状況、そして適用前後の会計数値の変化を調査した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 会計情報における信頼性の問題-将来キャッシユ・フローの見積りを中心として-2009

    • 著者名/発表者名
      上野雄史
    • 雑誌名

      『会計・監査ジャーナル』(日本公認会計士協会編/第一法規) 22-1

      ページ: 131-138

    • 査読あり
  • [学会発表] 会計規制と経営者行動の変化に関する研究2009

    • 著者名/発表者名
      上野雄史
    • 学会等名
      単独日本行動計量学会第37回全国大会
    • 発表場所
      大分大学医学部
    • 年月日
      2009-08-07

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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