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2010 年度 研究成果報告書

保険負債の公正価値評価がもたらす企業行動の変化とその経済的影響

研究課題

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研究課題/領域番号 20730303
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 会計学
研究機関静岡県立大学

研究代表者

上野 雄史  静岡県立大学, 経営情報学部, 講師 (40405147)

研究期間 (年度) 2008 – 2010
キーワード保険負債 / 公正価値 / 企業行動
研究概要

本研究では,IASBの方向性と既存のGAAPとの相違点を明らかにした上で,IASBが提案する保険契約の会計基準が適用された場合の経済的な影響を予測し,考察した。既存の保険会社のGAAPは保険会社の資金提供者である保険契約者を保護する機能を持っている。つまり,情報提供機能よりも利害調整目的が重視されてきた。わが国の保険会社は北本(1974)が「超保守性」といったように,諸外国(特にアングロサクソン諸国)よりも一層保守的な会計慣行が容認されてきた。IASBは保険会社(保険契約)のGAAPについての基準設定を進めており,その中で保険負債を公正価値測定により行うモデルを提示している。保険契約の会計基準は保険会社を一般の企業と同じ競争のフィールドに置くことを意味する。保険会社のあり方そのものを変えることが求められるといっても過言ではないであろう。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2010 2009 2008 その他

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (4件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 将来キャッシュ・フローの見積りと経営者裁量-保険負債の測定を中心として-2010

    • 雑誌名

      保険学雑誌 609号

      ページ: 81-98

  • [雑誌論文] 会計情報における信頼性の問題-将来キャッシュ・フローの見積りを中心として-2010

    • 雑誌名

      会計・監査ジャーナル(日本公認会計士協会編/第一法規) 第22巻第1号

      ページ: 131-138

  • [雑誌論文] 規制緩和後の保険業における企業会計と情報開示2010

    • 雑誌名

      保険学雑誌 第611号

      ページ: 41-60

  • [学会発表] 保険負債の特殊性と情報開示2010

    • 学会等名
      日本保険学会関西部会
    • 発表場所
      龍谷大学大阪梅田キャンパス
    • 年月日
      2010-06-19
  • [学会発表] 会計規制と経営者行動の変化に関する研究2009

    • 学会等名
      日本行動計量学会第37回全国大会
    • 発表場所
      大分大学医学部
    • 年月日
      2009-08-07
  • [学会発表] 会計情報における保険負債の目的適合性と信頼性-将来キャッシュ・フローを中心として-2009

    • 学会等名
      保険学セミナー
    • 発表場所
      ((財)生命保険文化センター)
    • 年月日
      2009-05-16
  • [学会発表] 保険負債の公正価値評価に関する一考察2008

    • 学会等名
      日本会計研究学会年次大会
    • 発表場所
      立教大学
    • 年月日
      2008-09-10
  • [備考] ホームページ等

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公開日: 2012-02-13   更新日: 2016-04-21  

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