研究課題
若手研究(B)
本研究では,2000年にわが国に導入された新連結会計制度が,企業の経営者行動に与えた影響を実証的に検証した。具体的には,同制度が,経営者の裁量的会計行動の1つである利益調整に与えた影響を分析した。分析を行った結果,新連結会計制度の導入以後は,連結利益に関する利益調整が活発化し,親会社単独利益に関する利益調整は減少していることを明らかにした。この結果は,会計制度の変更が,経営者行動に実質的なインパクトを与えていることを意味している。
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Vol.20(3)
ページ: 199-239
Journal of International Accounting, Auditing and Taxation Vol.18(2)
ページ: 119-131