研究概要 |
本研究は現代の特に観光化や地域活性化の進展する地域社会において特徴的に観察される流動性・移動性の高い社会的存在の集合を事例として取り上げ、この社会的集合を構成する人々の社会的動態、当該集合の社会的機能、地域社会との相互作用の実態について、フィールドワーク法により、その社会的動態と社会意識のあり方、社会的機能、地域社会との社会的相互作用について明らかにすることを目的としている。 前年度までに行ってきた量的調査・質的調査の分析を踏まえ、平成22年7月に国際社会学会(VXII ISA WORLD CONGRESS OF SOCIOLOGY, Gothenburg)において研究発表を行った("Local community in a mountain village and the life course of youth in Japan")また、11月には第83回日本社会学会において研究発表を行った(「観光地における非典型労働者の地域的受容過程(1)」)。研究結果については調査地に対しては平成23年2月に報告書を作成して調査協力者に送付した。また、以上の研究についてまとめたものを論文として発表した(羽渕一代・井戸聡「若年流動層の地域的受容-白馬村の宿泊業調査-」『人文社会論叢(人文科学篇)』25号、弘前大学人文学部、平成23年2月)
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