研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、抗議イベントデータと環境団体を中心とした運動組織の時系列データという2つのデータセットを構築し、そのデータによって時系列分析を行うことによって、1990年代後半以降の社会運動や社会運動組織の変容を明らかにすることである。抗議イベントデータは新聞記事からあらゆる抗議を抽出し、多様な抗議の形を量的に把握する。環境運動組織のデータは、『NGO総覧』に掲載されている団体データを時系列的に整理し、組織の変容を捉える。このような方法によって市民社会の様態の変化を人々の「集い」の形態と組織化というボトムアップからの視点から検討する。そして1990 年代後半からの市民社会の動態を把握することによって、市民社会論に対して実証的な知見を提供することにしたい。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件)
Sociological Inquiry 79,4
ページ: 481-504