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2009 年度 実績報告書

日本版ガイドスター作成によるNPO外部評価指標作成に関わる実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 20730379
研究機関武蔵大学

研究代表者

粉川 一郎  武蔵大学, 社会学部, 准教授 (30386354)

キーワードボランティア / 福祉NPO
研究概要

前年度研究計画に基づき、日本国内のNPOセンターと呼ばれる中間支援組織250に対して、アンケート調査を実施し、個別NPOの活動の把握状況等の実態について把握を行った。同時に、複数の中間支援組織に対してはヒアリング調査も行い、アンケート調査の内容を補足した。これらの結果は、日本NPO学会の第12回大会において発表を行っているが、基本的には中間支援組織は受動的に得られるNPOの情報については、きちんとした記録を残しているが、それらを活用する視点はあまり見られず、とくに公開して利用する、あるいは評価指標として活用するという点については懸念を抱いている実態が理解できた。また、米国のNPO先進地であるサンフランシスコベイエリアにおいて、一般市民、NPOのディレクターあるいはアウトリーチ担当者、また中間支援組織に対してヒアリング調査を行ったが、ガイドスターに代表される客観的外部評価に活用できる情報データベース等の活用が、日本で紹介されている実態とはやや異なり、あまり有効に機能しているわけではない実態が明らかになった。とくに、一般の市民はその寄付行動や、ボランティア行動の動機付けにおいて、こうした情報システムを使うことは非常に稀であり、NPO関係者においてさえ、認知度は非常に低いものであったという点は、日本のNPO研究者に広く知られるべき情報であるといえよう。これらの知見は、本研究のスキームを大きく揺るがすものであり、22年度の最終的な研究の成果の方向性を考える上で非常に重要な意味をもつものとなった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ■NPOの活動状況はどのように収集されているか-中間支援組織への量的調査から見る現況と望ましいあり方-2010

    • 著者名/発表者名
      粉川一郎
    • 学会等名
      日本NPO学会第12回年次大会
    • 発表場所
      立命館大学衣笠キャンパス
    • 年月日
      2010-03-13

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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