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2010 年度 実績報告書

図を利用した理解への動機づけを高める手順マニュアルの作成方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20730422
研究機関信州大学

研究代表者

島田 英昭  信州大学, 教育学部, 准教授 (20467195)

キーワードマニュアル / 挿絵 / 動機づけ / わかりやすさ / 説明 / 手順学習
研究概要

IT社会が発達した現在、家庭や公共の場にある機器や設備を利用することは、社会生活を送る上で必要不可欠である。それにもかかわらず、機器や設備の操作手順はますます難しくなっており、利用者が困難を抱える場面が増えている。この状況を改善する方策として、手順マニュアルの充実が挙げられる。本研究の目的は、手順マニュアルの理解において、どのような図をどのように提示すれば理解への動機づけが高まるのかを同定し、その認知プロセスを動機づけの期待理論の観点から明らかにすることである。
最終年である本年度は、学術的、社会的の両面で、これまでの研究の成果発表を行った。まず、学術的発表として、Cognitive Science Society年次集会(アメリカ、ポートランド)、日本認知心理学会(西南学院大学)で口頭発表を行った。社会的活動として、企業向けセミナー、講演会などで、本研究の成果を発信した。また、書籍や雑誌において、「わかりやすさ」に関する情報発信の一部に、本研究の成果を含めた。
現在、これまでの研究成果をまとめた学術論文を執筆中である。執筆のテーマは、防災マニュアルを事例として、(a)挿絵や写真が高める動機づけの量的評価に関する研究、(b)挿絵や写真が動機づけを高めるプロセスについての研究の2本を予定している。論文執筆のために、「わかりやすさ」、「説明」に関する自己の関連研究を含めて学会などで積極的に情報発信し、情報の収集を効果的・効率的に実施した。さらに、研究テーマに関連する国内学会やシンポジウムを中心に参加し、本研究に関連する情報収集を行った。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010 その他

すべて 学会発表 (2件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] Knowledge about the role of illustrations on motivation for reading2010

    • 著者名/発表者名
      Shimada, H.
    • 学会等名
      CogSci 2010 ; Annual meeting of the Cognitive Science Society
    • 発表場所
      Portland, USA
    • 年月日
      2010-08-12
  • [学会発表] 挿絵と文章の関連性がマニュアル読解の動機づけに及ぼす影響2010

    • 著者名/発表者名
      島田英昭
    • 学会等名
      日本認知心理学会第8回大会
    • 発表場所
      西南学院大学(福岡)
    • 年月日
      2010-05-29
  • [図書] 月刊ガバナンス(連載の一部)2010

    • 著者名/発表者名
      島田英昭
    • 総ページ数
      1
    • 出版者
      ぎょうせい
  • [備考]

    • URL

      http://shimadahideaki.jp/

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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