研究課題
若手研究(B)
本研究は,自己に関する記憶がどのように抑うつの持続や回復に働いているか,抑うつにおける自伝的記憶の機能の特徴を明らかにすることを主な目的とした。結果,抑うつにおいて,(1)方向づけ機能(行動の計画)が十分働いていないこと,(2)自己機能(自己の連続性・統合性)の歪み,(3)社会的機能(社会的なっながり)の偏りが見出された。これらの記憶の機能不全が感情調整における問題と関わっており,それが抑うつの持続につながる可能性が示唆される。
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