研究課題
若手研究(B)
社会不安者において表情刺激に対する注視反応、および注視反応と潜在的連合の関連性について検討した。その結果、社会不安者は脅威表情に対して回避的注視反応を示すことが示された。しかし、先行研究で得られている中性表情に対する回避的注視反応は認められなかった。また、注視反応と潜在的連合との関連性は示されなかった。このことから、健常な高社会不安者では、潜在的記憶と注視反応の関連性が弱いため、臨床的疾患を有する個人のような中性表情に対する回避的注視反応が認められなかった可能性が考えられる。
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行動療法研究 34(2)
ページ: 101-112