研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、裁判員と裁判官がそれぞれどのような情報処理の過程を経て目撃証言の信頼性を評価するのか、その認知的なプロセスの一端を明らかにすることである。模擬裁判実験や判例分析などの手法を用いて、目撃証言の信頼性がどのようにして評価されるのか検討を行った。その結果、目撃証言の信頼性を推定可能と思われる情報が複数ある場合、個々の情報に対して、必ずしも排他的に重みづけが行われるわけではない可能性が示唆された。情報の重み付けは、事案に含まれる他の情報の影響を受けて相互作用的に変化すると考えられた。
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法と心理
巻: 9 ページ: 31-36