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2008 年度 実績報告書

科学者の探求手法を体験することで科学的思考を学ぶカリキュラムの検討

研究課題

研究課題/領域番号 20730498
研究機関京都大学

研究代表者

中池 竜一  京都大学, 教育学研究科, 助教 (00378499)

キーワード科学リテラシー / 学習支援システム / プロダクションシステム / カリキュラム開発 / 仮説形成・検証プロセス
研究概要

本研究の最終的な目的は, 「科学リテラシー」を学ぶことができるカリキュラムを開発することである. このカリキュラムの特徴は, 科学者の科学的手法を学ぶために, シミュレータを内包した学習支援システムを利用することである.
実際の科学者が研究している題材や自然科学における事象から重要な部分のみを抽出したシミュレータを学習者に呈示し, そのシミュレータ上で仮説形成・検証プロセスを遂行させることで, 科学的研究手法に対する理解を深めることができるコンピュータシステムは「科学リテラシー」の獲得に役立つだろう.
昨年度, 主な成果を上げた研究は, 学習支援システムの根幹部分であるWebベースのプロダクションシステムについての某礎研究である.
実際に授業の中で学習支援システムを使うことを考えたとき, 最初に問題となるのは授業環境の整備である. 学生の人数分のPCを用意し, 授業で使えるようソフトウェアをインストールする作業は, 教師にとって大きな負担である.
そのため, 特別なソフトウェアのインストールの必要が無くWebブラウザだけで利用できるシステムの開発は, 授業導入への敷居を下げるという意味でも重要であろう.
またWebベースにすることで, 教室だけでなく自宅での個別学習にも対応できるようになり, ネットワークを介した複数の学生による共同学習も可能となる.
この研究成果により, 本研究が目指す最終的なカリキュラムの可能性は大きく広がった.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Web-Basedプロダクションシステムの開発とその評価2009

    • 著者名/発表者名
      中池竜一・三輪和久・森田純哉・寺井仁
    • 学会等名
      人工知能学会先進的学習科学と工学研究会(第55回)
    • 発表場所
      岐阜県下呂市
    • 年月日
      2009-03-09

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2024-02-06  

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