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2009 年度 研究成果報告書

共同性と個をめぐる生涯学習論的研究-理論研究とフィールド研究のはざま-

研究課題

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研究課題/領域番号 20730499
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関京都大学

研究代表者

安川 由貴子  聖母女学院短期大学, 児童教育学科, 講師 (30452329)

研究期間 (年度) 2008 – 2009
キーワード生涯学習 / 共同性 / 個 / ベイトソン / フィールド研究
研究概要

本研究では、個として確立していくことが重視される現代社会の中で、G.ベイトソンのコミュニケーション論を基軸にして、共同性と個人の問題について生涯学習の観点から考察を行った。それは、自己実現、自己決定といった個への重視が、逆説的にどのように個を疎外していくのかを、もう一方の共同性という概念で対比しつつ、実証的に把握する試みである。ベイトソンは、個という存在をすでに共同性や環境のシステムの中に含みこまれている存在として捉えていくことにより、個人を軸とした近代西欧思想に特有の観念を乗り越えようとしていた。その萌芽は、現在の日本社会の過疎地域における生涯学習的な実践や、アルコール依存症のセルフヘルプ・グループの実践においても見ることができた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 認識の変容に関わる学習論の考察-J. メジローの変容的学習論からG. ベイトソンを読む-2009

    • 著者名/発表者名
      安川由貴子
    • 雑誌名

      京都大学生涯教育学・図書館教育学研究 第8巻

      ページ: 11-28

  • [学会発表] 地域と子ども・おとなを結ぶ学習活動-「総合的な学習の時間」の可能性と課題-2009

    • 著者名/発表者名
      安川由貴子
    • 学会等名
      日本社会教育学会、第56回研究大会
    • 発表場所
      大東文化大学
    • 年月日
      2009-09-19
  • [学会発表] 認識変容の契機に関する障害学習論的考察-G. ベイトソンのコミュニケーション論をもとに-、関西教育学会2008

    • 著者名/発表者名
      安川由貴子
    • 学会等名
      第60回大会、自由研究発表
    • 発表場所
      大阪教育大学
    • 年月日
      2008-11-09
  • [学会発表] 認識変容の学習論における自己概念に関する考察-G. ベイトソンのコミュニケーション論をめぐって-2008

    • 著者名/発表者名
      安川由貴子
    • 学会等名
      日本社会教育学会、第55回研究大会
    • 発表場所
      和歌山大学
    • 年月日
      2008-09-20

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公開日: 2011-06-18   更新日: 2016-04-21  

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