研究課題
若手研究(B)
本研究は、日本の発達概念の形成史と、その教育学への定位の過程について、教育の基礎学としての児童研究における発達研究の分析、児童研究に中心的役割を果たした富士川游の教育病理学の学説史的位置づけ、発達論争(1934年)の論者である山下徳治における発生論的発達思想の解明を通して明らかにしたものである。全体として、進化論などの発生論的関心、病理学などの医学的関心、そして仏教やキリスト教の宗教的関心の交差する地点で発達概念への探究が行われていたことが浮かび上がった。
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鹿児島大学教育学部教育実践研究紀要 第20巻
ページ: 153-160
現代と保育 Vol.77
ページ: 72-77
『鹿児島大学教育学部 研究紀要』教育科学編 第60巻
ページ: 171-179