研究課題
若手研究(B)
現代美術を対象とする鑑賞とは、様々なコンテクストへの接続が自らの判断に拠ることを自覚し、これを言語化して他者へ発信することを通して承認を得る過程だと借定し得る。参加型作品とは作品特性に従った鑑賞の一様態であり、「参加」が体験的鑑賞を助長または強化するとは断言出来ない。体験的鑑賞教育とは、一連の活動が個別的体験だと自覚される上で成立することが判明した。自覚化としての体験を鑑賞教育で獲得するには、批評性を獲得する必要がある。そして、批評の視点を持つことが「体験的鑑賞教育」の意義に成り得る。
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