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2009 年度 実績報告書

小中高一貫の文章表現指導プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20730551
研究機関岐阜大学

研究代表者

小林 一貴  岐阜大学, 教育学部, 准教授 (30345772)

キーワード書くことの教育 / 文章表現指導 / ジャンル分析 / 協同学習 / 書くことの足場づくり / 談話分析 / 授業分析 / 作文教育
研究概要

平成21年度は、平成20年度の調査、分析結果に基づいた授業計画、指導案、ならびに教材の案を作成し、岐阜県内の小・中学校、ならびに大学において授業を行った。授業者と授業の準備段階から指導案と教材案の検討を行い、また授業を行った上で授業者から見た指導方法や児童生徒の反応の実際について聞き取りを行った。
得られた成果としては、授業の導入段階で題材についての情報を出し交換し合うこと、また学習者による作文の読み合い・話し合いにおいては、要点を口頭説明し、要点についてめ確認を問うこと、そして教材文になかった情報についての説明を求める等の質問の仕方をすることが、学習者にとっての文章を書くための知識を取り出し、構造化する上で有効であることを確認した。
題材、話題についての話し合いが書くことの学習において有効であることが授業者、学習者といった授業の内部の者の認識において確認できた。また、計画した話し合いの方法が、書くことの学習の方略として活用可能であることを確認した。
これらの授業については、前年度同様に記録を行い、平成22年度の指導計画、指導モデルの開発に向けた資料を得た。
小中高において従来行われてきた授業に位置づけ可能な書くことの授業の方法として、教科の学習において共有可能な題材という観点から学習の基礎となるリテラシー教育の指導のあり方を提案する基礎を得た。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 表現学習における書くことの現場の具体性2010

    • 著者名/発表者名
      小林一貴
    • 雑誌名

      岐阜国語教育研究 8

      ページ: 76-86

  • [雑誌論文] 談話の相互交渉過程における学習者の書くこと2010

    • 著者名/発表者名
      小林一貴
    • 雑誌名

      グループ・ブリコラージュ紀要 27

      ページ: 21-28

  • [雑誌論文] 話し合い活動を通した書き手の課題テクストへの関与2010

    • 著者名/発表者名
      小林一貴・多和田仁
    • 雑誌名

      岐阜大学教育学部研究報告(教育実践研究) 12

      ページ: 13-20

  • [学会発表] 作文の読み合いと書くことの文脈の変容2009

    • 著者名/発表者名
      小林一貴
    • 学会等名
      日本読書学会
    • 発表場所
      筑波大学附属学校教育局
    • 年月日
      2009-08-06

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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