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2009 年度 実績報告書

ポストコロニアルの視点にたった先住民学習の教材開発

研究課題

研究課題/領域番号 20730559
研究機関京都ノートルダム女子大学

研究代表者

中山 京子  京都ノートルダム女子大学, 心理学部, 准教授 (50411103)

キーワードポストコロニアル / 先住民学習 / チャモロ学習 / 異文化理解 / グアム
研究概要

本研究では、従来の先住民をテーマとした教育活動について、ポストコロニアルな視点からの検討を通してその問題点を示し、先住民学習の意義を明らかにするとともに、先住民に関する展示をもつ博物館との連携のもとに偏りのない理解を深めるための教材を開発することを目的としている。
平成21年度は、資料収集・調査を主な目的として、下記の(1)~(5)を主に行った。
(1)収集文献の分析:
1年次に収集した文献の精読・分析を行った。文献をもとにポストコロニアル理論のレビュー、整理を行い、ポストコロニアルの視点にたった先住民学習に当てはめることができる視点を抽出し、理論を構築した。
(2)教材開発および試行実践:
蓄積してきた研究成果と(1)をもとに、ポストコロニアルな視点にたった教材開発を行い、試行実践として大学授業科目「国際理解教育論」で先住民学習を行った。
(3)研究成果の中間報告:
グアムで行われている先住民学習を中心に、研究成果中間報告書として『グアム・チャモロの記憶』にまとめた。
(4)先住民展示を持つ博物館の展示表象分析と教育プログラム補充調査:
グアムのチャモロ学習の教育プログラムに関する補充調査を重点的に行った。シアトルの博物館へも補充調査を予定していたがグアムに重点をおいたため実施できず、来年度に補充調査を行う。
(5)海外研究協力者との協議:
ポストコロニアルな視点にたった教材開発について日常的なメールのやり取りによって議論し、日本で行う教材開発との相違を検討することにより、先住民学習の意義の一般化の可能性を検討した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] ヴァヌアツをめぐるポストコロニアル議論と教育-カストムを尊重する実践の試み-2010

    • 著者名/発表者名
      中山京子
    • 雑誌名

      京都ノートルダム女子大学研究紀要 40号

      ページ: 25-38

  • [学会発表] 社会科教師としての自己形成-子どもへのまなざしと異文化へのまなざしを通して-2009

    • 著者名/発表者名
      中山京子
    • 学会等名
      全国社会科教育学会
    • 発表場所
      香川大学
    • 年月日
      2009-11-23
  • [図書] 『グアム・チャモロの記憶』(研究成果中間報告書)2010

    • 著者名/発表者名
      中山京子
    • 総ページ数
      99
    • 出版者
      京都ノートルダム女子大学中山京子研究室

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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