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2009 年度 実績報告書

情報セキュリティへの離散数学の応用

研究課題

研究課題/領域番号 20740051
研究機関お茶の水女子大学

研究代表者

萩田 真理子  お茶の水女子大学, 大学院・人間文化創成科学研究科, 准教授 (70338218)

キーワード暗号 / 離散数学 / グラフ彩色 / ド・ブライン / 誤り訂正符号
研究概要

情報セキュリティのための離散数学研究を行った。具体的には、相互に関係の深い以下の4種類の研究を行った:1.暗号アルゴリズムの生成と評価、2.シミュレーションのためのグラフの分散彩色研究、3.誤り訂正系列符号の存在性と電子署名への応用、4.ランダムウォークによる擬似乱数と暗号の乱数性の評価。
暗号や擬似乱数に代表される数論的アルゴリズムは、世界中の純粋数学及び応用数学の研究機関が興味を持っている分野である。しかしながら、現代の研究は純粋理論なら純粋理論に特化し、実用分野なら実用理論に特化する傾向が強い。また、それらを結びつけるはずの応用数学研究も純粋理論にまで深く切りこむものは少ない。本研究テーマは、「先端的純粋数学理論を実用の視点から眺め研究し、実際に用いられるところにまで到達させる」ことを目的とした研究を行った。
具体的には、それぞれ次のような成果が得られた。1、4:暗号AESとRabbitの乱数性についての評価を行い研究成果を応用数理学会で発表した。2:擬似乱数発生法の並列化の際に独立性を保障する彩色問題の研究が進め、研究成果を応用数理学会で発表した。3:射影ド・ブライン系列を用いた誤り訂正符号系列の存在条件に関する研究を進め、研究成果を応用数学合同研究集会で発表した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2010 2009 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] Projective DeBruijn 系列を係数に持つ多項式の原始既約性の判定

    • 著者名/発表者名
      佐藤春菜, 萩田真理子, 松本眞
    • 雑誌名

      応用数学合同研究集会報告集 2009

      ページ: 93-94

  • [雑誌論文] のぞき込まれても良いパスワード入力システム

    • 著者名/発表者名
      山口真実, 間宮直子, 浅本紀子, 萩田真理子
    • 雑誌名

      応用数学合同研究集会報告集 2009

      ページ: 91-92

  • [学会発表] 共有鍵暗号 Rabbit とAESの乱数性の評価と比較2010

    • 著者名/発表者名
      福田恵子, 萩田真理子
    • 学会等名
      応用数理学会研究部会連合発表会
    • 発表場所
      筑波大学
    • 年月日
      2010-03-08
  • [学会発表] Projective DeBruijn 系列を係数に持つ多項式の原始既約性の判定2009

    • 著者名/発表者名
      佐藤春菜, 萩田真理子, 松本眞
    • 学会等名
      応用数学合同研究集会
    • 発表場所
      龍谷大学
    • 年月日
      2009-12-19
  • [学会発表] グラフの彩色アルゴリズム2009

    • 著者名/発表者名
      遠藤貴世美, 萩田真理子
    • 学会等名
      応用数理学会年会
    • 発表場所
      大阪大学
    • 年月日
      2009-09-28

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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