相互に関係の深い以下の情報セキュリティのための離散数学研究を行った。(1)暗号用擬似乱数発生アルゴリズム及び暗号用でない擬似乱数発生アルゴリズムの乱数性について乱数性の評価を行い検証した。(2)擬似乱数発生法の並列化の際に独立性を保障する彩色問題の研究を行い、グラフの分散彩色アルゴリズムを提案し、また分散彩色の評価関数を定義して評価手法を導入した。(3)射影ド・ブライン系列を用いた誤り訂正符号系列の生成と存在条件に関する研究を進め、研究集会SETA2008などで発表し、LNCSで論文"Projective de Bruijn sequences"を発表した。
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