研究概要 |
符号理論・マトロイド理論・組合せデザイン理論の各分野において,与えられたパラメータや諸性質を満たす組合せ構造が存在するか否かを考察する存在問題や,存在した場合の相当する構造の構成問題については,今日まで個別に,あるいは相互間においてのみ研究が行われてきた. 本研究においては,自身の代数的符号理論におけるこれまでの研究を軸として,上記の3分野を包括的に研究し,統一的構造の理解を進めることを広義の目標とする.本研究期間内においては,各分野の組合せ構造及び代数構造に着目し,互いの分野の特性を活かしながらそれぞれの分野での存在問題や構成問題等を中心に工学的応用をも視野に入れつつ新たなアプローチを行う.
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