研究課題
若手研究(B)
クェーサーと呼ばれるブラックホール天体には、その中心を取り巻くように電離ガスが存在している。このガスの物理的特徴は、クェーサーの起源と進化を知る手掛かりであるが、クェーサーが遠方にあるため直接空間分解による研究が非常に困難であった。しかし、研究代表者が提案した重力レンズ現象を利用する手法により、それが可能となった。実際に、取得した観測データの解析とモデル計算によって、遠方でもすでに近傍と同程度の大きさまで電離ガス雲が拡がっている事が明らかになった。
すべて 2010 2009
すべて 学会発表 (2件)