研究課題
若手研究(B)
我々は非接触法(空洞共振器摂動法)を用いて単層カーボンナノチューブ(SWNT)の本質的な磁気伝導特性の観測に成功した。高配向SWNT薄膜を非接触法で測定したところ、試料の抵抗に相当する空洞共振器の1/Q値が磁場に対してリニアな増加(正の磁気抵抗)を示した。磁場の角度依存性、またチューブ直径依存性と分離チューブを用いた結果は、我々はSWNTの本質的な磁気伝導特性、つまり金属SWNTによるアハロノフ・ボーム(AB)効果を初めて観測した事を示している。
すべて 2010 2009 2008 その他
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (7件) 備考 (3件)
Phys. Rev. Lett. 104(1)
ページ: 016803/1-016803/4
http://www.hugolab.com/study/index.html
http://www.riken.jp/lab-www/molecule/member/oshima/oshima.html