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2010 年度 自己評価報告書

細胞内環境を想定した反応拡散系モデリング

研究課題

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研究課題/領域番号 20740243
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 生物物理・化学物理
研究機関神戸大学 (2011)
大阪大学 (2008-2010)

研究代表者

冨樫 祐一  大阪大学, サイバーメディアセンター, 講師 (50456919)

研究期間 (年度) 2008 – 2011
キーワード生物物理学 / 分子機械 / 細胞 / 超分子混雑 / 自己組織化 / 反応拡散系 / 位相振動子系 / 時空間パターン
研究概要

生体に見られる諸現象を反応拡散系としてモデル化した研究は数多い。ところが、細胞内環境を反応拡散系としてとらえた場合、
・存在量・速度の大きく異なる多種多様な成分・反応が関与しており、時に少数個の分子しか存在しない成分も含まれる。
・生体高分子は構造の異なる複数の状態を取りえ、反応が状態に左右される場合がある。
・膜や細胞骨格・能動輸送の存在や、分子が混み合った(充填率の高い)環境のために、分子の移動が必ずしも通常の拡散に従わない。
といった特徴がある。それゆえ、細胞内の過程には、一般的な反応拡散方程式(偏微分方程式)を用いたモデリングが有効とは限らない。これまでの手法で表現されない重要な現象が存在する可能性がある。
本研究では、反応拡散系に上のような特徴が加わった場合に、通常の反応拡散系とはどのような違いが生ずるか、反応速度の異常や特異な時空間パターンが見られないか、明らかにすることを目的とする。これにより、細胞内での情報伝達やパターン形成過程をモデル化しそのメカニズムを解明することに寄与すると期待される。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] 研究成果Webページ

    • URL

      http://www.togashi.tv/lab/

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公開日: 2012-03-09   更新日: 2016-04-21  

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