研究課題
若手研究(B)
レーザー光を用いた衝突クレーター形成過程の直接観測手法の開発を行い、それを用いて衝突掘削過程における標的物性効果および斜め衝突効果について調べた。衝突掘削形状の増加率は、衝突直後において時間に対してべき乗則に従うが、掘削後半段階ではべき乗則からずれることがわかった。また、その冪指数および冪乗からのずれ度合いにおいて物性効果が関与することを明らかにした。さらに斜め衝突の場合、衝突掘削領域の形状は衝突直後においては楕円形状になるが、掘削後半段階には円形構造に近づくことを明らかにした。最後にこれらの結果をもとにMaxwell Zモデルを用いて衝突クレーター掘削過程に対するスケーリング則の定式化を行った。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (8件)
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