研究課題
若手研究(B)
陸上の広帯域地震計による観測から、紀伊半島沖から日向灘にかけての南海トラフのトラフ軸周辺で超低周波地震と呼ばれる周期約10秒の信号が卓越する特徴的なイベントが発生していることが指摘されている。本研究では、震源域近傍に設置した海底地震計の記録から、低周波微動や超低周波地震が付加体先端部で発生している事を示した。超低周波地震の震源メカニズムは低角逆断層であり、沈み込み帯浅部の逆断層が低周波イベントの発生と深く関係している事が明らかになった。
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Earth Planet. Sci. Lett. 287
ページ: 168-174