本研究では、インピーダンス・プローブを用いた電離圏電子密度観測において、特に「電子密度の低い領域」における測定精度向上を試みた。具体的な手法としては、「1.これまでに得られた位相検出型インピーダンス・プローブによるデータを活用する」「2.周辺プラズマの「UHR周波数」と、「位相差」の定量的な関係を明らかにする」ことの2つである。これら2つの項目を踏まえ、宇宙科学研究所のスペースサイエンス・チェンバーを用いて観測実験を行い、実際の観測状況を確認した。これらの成果は、22年度スペース・プラズマ研究会において報告済みである。
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