研究課題
若手研究(B)
赤外キャビティリングダウン分光法によるOH、NH伸縮振動の観測を通して、ピロール分子を溶質とした溶媒和クラスターの水素結合構造の解明を行った。水やメタノールによる溶媒和形成において、ピロールのNH基と溶媒のO原子とのσ水素結合の他に、溶媒のOH基とピロールのπ電子との間の水素結合が重要な寄与をしていることがわかった。また同様の分光法を用いて、巨大アンモニアクラスターの構造解明を行い、100から1000量体へとサイズ増加するのに伴い結晶類似水素結合を形成することがわかった。
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Chemical Physics Letters 490巻
ページ: 9-13
Journal of Chemical Physics 130巻
ページ: 044316