オゾンと金属酸化物の反応に関する研究

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20750046
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 無機化学
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 林 直顕 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 助教 (70346047)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2009
• キーワード: オゾン / 鉄ペロブスカイト / メスバウア効果

研究概要

オゾンは優れた性質を具えた超強力酸化剤であるが、無機合成の手法として利用した研究は今までほとんどなかった。本研究により、金属酸化物のオゾンによる酸化手法を確立し、合成に少なくとも2万気圧必要な高純度のCaFeO_3を得ることに成功した。また、本手法を応用して、異常高原子価Fe^<4+>を含んだ新物質である立方晶ペロブスカイト型BaFeO_3やSr_1-xBa_xFeO_3固溶体の合成にも成功した。