研究課題
若手研究(B)
平面三配位構造の炭素原子はグラファイトや種々の有機物中に普遍的に見られる構造であるが、3つの遷移金属に結合した三配位炭素の観測例はなかった。本研究ではこの特異な構造を特徴とする三配位カーバイド錯体の合成と構造決定に初めて成功するとともに、その炭素原子が遷移金属のd軌道とπ結合を形成していることを明らかにした。さらに、この三配位カーバイド錯体が、固体触媒表面に生成した原子上炭素種の挙動を解明するためのモデルとして利用できることも見出した。
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J. Am. Chem. Soc. 131
ページ: 18026-18027
http://dx.doi.org/10.1021/ja907387w
J. Am. Chem. Soc. 130
ページ: 8904-8905
http://dx.doi.org/10.1021/ja8033922