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2009 年度 実績報告書

トリスピラゾリルボレート配位子を持つマンガンセミキノナト錯体の合成と性質の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20750052
研究機関茨城工業高等専門学校

研究代表者

小松崎 秀人  茨城工業高等専門学校, 物質工学科, 准教授 (00280347)

キーワードマンガン錯体 / セミキノナト
研究概要

本研究では、トリスピラゾリルボレート配位子を用いて、エクストラジオール型マンガンカテコールジオキシゲナーゼのMn-基質結合体(カテコール基質結合錯体)について、モデル錯体の合成と反応性について検討を行っている。本年度は、カテコール上の置換某を変化させたマンガン-カテコール結合錯体の合成と分光学的性質、電気化学的検討を行った。
カテコール上の置換基の異なる5種のマンガン錯体の合成法を確立することができた。また、その分光学的知見より、電子供与性置換基を有するときカテコール部位は一電子酸化されたセミキノナト状態となり、電子吸引性を有するときにはカテコール(ジアニオン状態)であることが明らかになった。また、ESRスペクトルから、無置換カテコール錯体が複核化している可能性も示され、次年度さらなる検討を行う予定である。
試験的ではあるが、カテコール上が無置換もしくはメチル置換基を有するマンガン錯体では、酸素分子との反応が進行することが分かった。今後、その反応生成物(錯体、有機化合物)について単離・同定を試みる予定である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2010 2009

すべて 学会発表 (5件)

  • [学会発表] トリスピラゾリルボレート配位子を有するマンガンセミキノナト錯体の合成と反応性2010

    • 著者名/発表者名
      小松崎秀人, 他
    • 学会等名
      高専シンポジウム協議会第15回高専シンポジウム
    • 発表場所
      いわき市文化センター
    • 年月日
      2010-01-23
  • [学会発表] マンガンカテコラト錯体の分光学的性質2009

    • 著者名/発表者名
      高野与一、小松崎秀人, 他
    • 学会等名
      日本分析化学会関東支部第6回茨城地区分析技術交流会
    • 発表場所
      テクノ交流会リコッティ
    • 年月日
      2009-12-04
  • [学会発表] マンガンセミキノナト錯体を用いた酸素錯体の合成2009

    • 著者名/発表者名
      小松崎秀人, 他
    • 学会等名
      日本化学会関東支部第20回茨城地区研究交流会
    • 発表場所
      多賀市民会館
    • 年月日
      2009-11-06
  • [学会発表] マンガンカテコラト錯体の合成と有機基質への酸化触媒能2009

    • 著者名/発表者名
      高野与一、小松崎秀人, 他
    • 学会等名
      日本化学会関東支部第20回茨城地区研究交流会
    • 発表場所
      多賀市民会館
    • 年月日
      2009-11-06
  • [学会発表] マンガン、亜鉛、マグネシウムセミキノナト錯体の合成と酸素活性化2009

    • 著者名/発表者名
      高野与一、小松崎秀人, 他
    • 学会等名
      日本化学会第3回関東支部大会
    • 発表場所
      早稲田大学理工キャンパス
    • 年月日
      2009-09-04

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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